第三章



人はなぜ光あふれる世界を求めるのか……

その世界に何があるのか…

何も分からず…

ただ、ひたすらに……光あふれる人間界を……

…求めている…

世界の平和を、誰もが願った…・・

だが、永遠の平和など…ありはしない……・・

ここに転生して連れて来られたのは……

悪事や殺生をした者…・・

だが、人は…

生物を殺し…植物を取り…それを食べ…

そして死すれば、土に返る…

そうやって生きている……

そうしなければ、生きられないからだ……

何をすれば、世界は平和なのか……

どうすれば、殺さずに済むのか……

人は皆、何かに悩み

苦しむものである……